Chef Hisayuki TAKEUCHI 竹内寿幸
料理とは、単に素材を扱うことではなく、自然を前にして心でしっかりと向き合うことだと、私は思っています。そしてそれが最も端的に、シンプルに、そして美しく現れるのがKaiseki「会席、懐石、かいせき」──の世界だと思っています。

Longévité-Bonheur !
私たちの、美味し道場料理学校では、武士道と言う道徳的な規範を非常に大切にしてます。武士道というのは、ただの古い時代の厳格なルールの集まりではなく、日常生活に生きる、人生の指針であり、哲学でもあります。黒澤明の映画『七人の侍』では、五郎兵衛というキャラクターがその素晴らしい例を見せてくれます。彼は武士道の「誠実」を体現していて、常に自分自身に正直であり、信念を貫き通します。戦いに参加するときは、 « お百姓のためではない、私はあなたと言う人物に惚れたからだだからついていく » と、この戦いの発案者である島田官兵衛に言い切ってます。それが他者との信頼を築く基盤となっているのですが。この「誠実」という価値観は、現代においても重要なものです。私たちは今どこにいて何をしているのか。そして、人間の健康との深い繋がりがある私たちの職業、料理人にとっては、なおさらその意味が大きいはずです。ただ単に料理を作る人と、道徳的な規範を兼ね備えた上で料理を作り、料理人を目指す人は厳密に区別するべきです。
具体的に言うと、「3S, 2K」の5つのシンプルな原則を提案します。

Chef Hisayuki TAKEUCHI 竹内寿幸
料理とは、単に素材を扱うことではなく、自然を前にして心でしっかりと向き合うことだと、私は思っています。そしてそれが最も端的に、シンプルに、そして美しく現れるのがKaiseki「会席、懐石、かいせき」──の世界だと思っています。