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モンペリエの旅
縁とは誠に不思議なもので、味なことをしてくれる。男女の縁のことを言ってるのではなく、パリで開いている私の美味し道料理学校の女の子の生徒さんのことなんです。 遥かなる東の国の美味しいラーメンを、ここラングドックのセットの町の海辺で実現すために奮闘している料理人のお話です。 兎に角一生懸命に努力していましたが、 彼女が求めている日本の味のラーメンに辿り着けないでいました。そこでわたしが助っ人役を請け負ったとゆうわけです。 https://www.bimishido.fr/sushipourlasante ここで少しだけセットの町について話しておかなければなりませんね。ラングドックの海辺に広がる、まるで夢幻の中に迷い込んだような美しい港町で、この小さな町は、海と陸が織りなす絶妙なバランスが、訪れる者を心から魅了してくれます。 セットは地中海の輝く水平線と、青い空が織りなす美しいパレットの中に座して、朝日が昇り、海はキラキラと光り、夕日が沈むとその美しさはさらに際立ちます。太陽はここで踊り、波と風が旋律を奏でる。この港町の真骨頂は、その海がもたらす魚介類の宝庫と言ったところでしょう。皆さん、フランスに旅行に来られたら、是非まモンペリエまで足を伸ばしてください。とても素晴らしいところです。 モンペリエの街を走る路面電車とってもカラフルです。
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Kaiseki.blog へようこそ。
竹内寿幸(Takeuchi Hisayuki)です。 私はこれまで、日本料理、フランス料理、そしてフランス菓子と、幾つもの異なった調理場を旅をしてきました。火を起こす事を学び、水の不思議を知り、季節と対話しながら、お皿の上に“今”というアートを表現してきました。 料理とは、単に素材を扱うことではなく、自然を前にして心でしっかりと向き合うことだと、私は思っています。そしてそれが最も端的に、シンプルに、そして美しく現れるのがKaiseki「会席、懐石、かいせき」──の世界だと思っています。 ひと皿の中に四季と色があり、余白に宇宙が、そして献立の流れの中に、人の生きる姿が映る。これは技術の話だけではありません。日本人の精神のお話です。食べる人の呼吸と、創る人の呼吸が、静かに共鳴するような、一期一会の心の詩のようなもの。 このブログでは、食に興味がある全ての人たちと共有していきたいと言う思いから、このブログを始めることにしました。また、Kaisekiの伝統的なスタイルを大切にしながらながら、未来に向けて新しKaisekiを発信していきたいと思ってます。 このKaiseki.blogが、あなた自身の“味覚の旅”のはじまりとなれば嬉しく思います。味の記憶は過去からの未来へのメッセージである。 Chef Hissa さあ、一緒に味わっていきましょう。 志野焼き茶碗 荒川さん作