私はこれまで、日本料理、フランス料理、そしてフランス菓子と、幾つもの異なった調理場を旅をしてきました。
火を起こす事を学び、水の不思議を知り、季節と対話しながら、お皿の上に“今”というアートを表現してきました。
料理とは、単に素材を扱うことではなく、自然を前にして心でしっかりと向き合うことだと、私は思っています。そしてそれが最も端的に、シンプルに、そして美しく現れるのがKaiseki「会席、懐石、かいせき」──の世界だと思っています。
ひと皿の中に四季と色があり、余白に宇宙が、そして献立の流れの中に、人の生きる姿が映る。これは技術の話だけではありません。日本人の精神のお話です。食べる人の呼吸と、創る人の呼吸が、静かに共鳴するような、一期一会の心の詩のようなもの。
このブログでは、食に興味がある全ての人たちと共有していきたいと言う思いから、このブログを始めることにしました。
また、Kaisekiの伝統的なスタイルを大切にしながらながら(art_by_hissa)新しKaisekiを発信していきたいと思ってます。
このKaiseki.blogが、あなた自身の“味覚の旅”のはじまりとなれば嬉しく思います。
味の記憶は過去からの未来へのメッセージである。
Chef Hissa

志野焼き茶碗 荒川さん作



