日本人は弁当に入っているコロッケ、好きですよね。これは非常に象徴的な料理だと思います。 意外と知られていませんが、このコロッケの内部構造には、フランス料理のソースであるベシャメルが、つなぎとして使われることがあります。 もともと和食は、動物性の脂を強く使う文化ではありませんでした。 それにもかかわらず、牛乳やバターをベースとしたベシャメルソースは、驚くほど自然に、そして非常に速いスピードで日本の食文化の中に浸透していきました。しかも表面的ではなく、しっかりと根を下ろしています。 なぜなのか。そこには重要な理由があります。日本料理が持つ「だし」の精神と、ベシャメルは衝突しなかったということです。コンセプトはまったく違います。しかし、味の構造としては対立しなかった。むしろ互いを包み込むように、一体化していきました。 不思議な現象だと言えます。ベシャメルソース、ご存知でしょうか。




